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音楽BGM

効果音

LEWITTのミックスコンテストに応募してみた

今週のお題「2020年の抱負」

はおう丸です。

皆さま、今年もよろしくお願いいたします。

2020年の抱負、まともな仕事を見つけます。

1年半前に入院して以降、体調がいまいち戻らず、長くのんびりしている間にメンタルもやられてしまって、ちゃんと社会復帰できずにいます。

こんなんで2020年生きていけるんでしょうか....

コンテストに応募したよ

LEWITTミックスコンテスト

www.lewitt.jp

LEWITTというマイクメーカーが開催していたミックスコンテストに、応募してみました。

このコンテストは、サイトから各楽器を録音したWAVファイルがダウンロードできるので、それを使って、曲を良い感じに仕上げて、それをSound Cloudに上げて応募し、全世界で良い感じ具合を争うコンテストです。

優勝者には、大型テレビが買えそうなお値段のマイクロフォンがプレゼントされます。

以下が僕の応募したミックスデータになります。まずは聴いてみてください。

ありがちな投票ボタンとかは無いのでお気軽にどうぞ。

他の人の曲も聴いてみようぞ

Tracks and Playlists tagged makeyourselfheard | Free Listening on SoundCloud

これは公開型のコンテストなので、応募者全員の曲を聴くことができます。いくつか聴いていただければ分かりますが、同じWAVファイルを元にしているのに、全然違う曲みたいですよね。ミックスの仕方でこんなにも音が違うんだとお分かりいただけると思います。

 

ミックスとは

ミックスというのは、文字通り音を混ぜて曲全体のバランスを取る作業です。ギターの音が小さいなと思ったらギターの音量を上げたり、ドラムの音が大きいなと思ったら、ドラムの音を下げたり..... と書くと簡単な作業に思えますが、実際にはそんな簡単には行きません。

例えば、イコライザというエフェクトでは、特定の周波数帯を上げたり下げたりが可能で、これを駆使することで、明るい音になったり暗い音になったり、低音が効いた音、高音が効いた音など、いろいろと好みの音に換えることができます。イコライザをうまく使いこなそうと思うと、音というものは、どの周波数帯がどういう音かというのを把握してないといけないので、専門的な知識が必要になります。

他にも、アタック感が強い音だと前面に出てしまうので、この音を引っ込めたいと思ったら、コンプレッサーで音を圧縮したり、残響を加えてアタックを緩めたりといろいろな選択肢がある中で、自分がベストだと思う音に近づける作業は、本当に大変なのです。

まあこのミックスという作業だけで、専門書がゴロゴロ存在するので、いかに重要か、いかに難しいかが分かっていただけると思います。

ミックスは沼だ

なんやかんやと偉そうに書きましたが、僕はむしろミックスに対して「苦手意識」があって、曲を作っても、ミックスがうまくいかず1か月くらい公開を保留することもしばしばあります.....

自分が良いと思った段階で公開できればいいのですが、リファレンス代わりに市販CDと比べてしまったら、もう地獄です(笑)

モノにもよりますが、市販CDは、音のスペシャリストが最高の機材、技術でミックスしたものなので 、やはり素晴らしいです。ボーカルはもちろんはっきり聴こえますし、ギターもドラムもベースも、ちゃんと聴こえるんですよ。

この「ちゃんと聴こえる」というのが実はとてつもなく難しくて、ミックスがうまくない人は、特定の楽器が聴こえなかったり、残響が強すぎてお風呂で聴いてるような感じになったりします。

なので、クオリティを上げるために、市販CDと聴き比べて、それに近づこうとするんですが、良いのができた!と思っても、市販CDと聴き比べると、あぁやっぱだめだ....の無限ループに陥ります。

まるで抜け出せない沼です(笑)

 

プロに教えを乞う

コンテストの応募ページにあったこの動画、まずは取っ掛かりとなるEQ処理について解説してくれているのですが、とてつもなく勉強になります! コンテスト用じゃなくて、ミックスに共通することなので、DTMをやってる人は是非見た方が良い動画です。

本当に良いこといっぱい言ってるんですよ......って....英語が分からん!

でも、EQ画面と実際に音を聴いてもらえれば、だいたい内容が推測できるので、あぁここのEQカーブはこれを処理してるんだって納得しながら見ることができます。

この動画のおかげで、Cubase付属のGateが超良い物だということに気付けました(笑)ゲート系のプラグインは、WavesのC1くらいしか使ったことなかったのですが、これあんまり使えないんですよね。ゲートってこんなもんかぁとしか思ってなかったのですが、Cubase付属のGateはマジで使えます。

Cubase付属のGate

ミックスしてみた

僕がバンド系のミックスで一番気を付けることは、ドラムの迫力です。ダイナミクスとかいう言い方をするんですが、失敗すると、ペシペシしたドラムになってしまうので、そうならないように気を付けます。ドラムだけのミックスがうまくいっても、他のパートを重ねていくと、どうしても音を打ち消し合って、工夫しないと音がショボくなっていくんですよ。

あと、この曲は、パートが少なく、左右に振れる楽器がギターとオルガンなのですが、ギターは随時鳴っているのに対し、オルガンが一部しか登場せず、単純に、ギターは左、オルガンは右と固定してしまうと、左側がずっと音が強い状態になってしまうので、ギターもオルガンも左右ダイナミックに移動するようにしました。

おそらくこれをやっている人は、そんなに多くはないと(僕が聴いた限りでは)思うので、他データとの差別化という意味でも効果的かなと思ってます。(ウザイ人はウザイかもしれません....)

あとは、ギターパートは、そのままでもディストーションのかかったデータだったのですが、BIAS FXをかけて迫力を増したり、オルガンパートにフランジャー(ジェット機効果とか言われることもあります)をかけたりと、なんやかんやとアイデアを詰め込みました。

賞が取れるようなミックスではないですが、がんばってミックスしたので、よかったら聴いてみてください。Sound Cloudのアカウント持ってる人はコメントなども残してもらえると嬉しいです。